立命電友会会長挨拶

「理工学部BKC移転20周年記念事業募金」のお知らせとご支援のお願い

謹啓
皆様におかれましては時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素より本学園の教育・研究に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、1994 年に滋賀県と草津市との大型公私協力により開設された立命館大学びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)は、2014 年度に20 周年を迎えます。理工学部は、BKCへの移転を契機に、産業界との積極的な連携をさらに促進し、社会の中核となる有為な人材を輩出すべく努力して参りました。開設当初は約4,600 名であった学生数も、現在では、理工系学部全体で約8,200 名、大学院学生は約1,500 名という規模に発展するに至りました。これもひとえに校友、連携企業、地域社会の皆様方のお陰と感謝申し上げる次第です。

現在、本学園は、「2020 年の立命館像<R2020>」に基づき、「世界水準の教育・研究、知見、技術を創出し、世界・地域へ発信するイノベーティブ・キャンパス」を目指し、全学において様々な議論・取組を進めております。

理工学部においては、科学技術によるイノベーションの創出や国際競争力の向上が急務となる社会において、BKC 移転20 周年を機に、これまでの教育・研究の一層の高度化と個性化を図り、特徴を持った世界水準の教育・研究を創出・展開していく所存です。そのためには、教育・研究環境の充実が不可欠であり、大学内においても準備を進めておりますが、このBKC 移転20 周年を好機と捉え、「理工学部びわこ・くさつキャンパス移転20周年記念事業募金」として、大学、校友、連携企業および地域社会の力を結集して取り組みたいと考えております。本事業は、理工学部における教育・研究を世界水準に引き上げるだけでなく、日本の科学技術の発展および国際競争力の向上につながることを目指しております。皆様におかれましては、事業の趣旨をご理解のうえ、何卒、格段のお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

なお、立命館大学では、校友会が母体となり、後輩(学生)の支援のための基金「校友会未来人財育成基金」の活動も進めております。同学園内において、並行して複数の募金事業を進めさせていただいていること、ご理解をいただければ幸いに存じます。

今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

謹白

2013年10月
学校法人立命館総長 川口清史
立命館大学理工学部長 笠原健一